トラブル対策

ここでは私が過去にAE86に乗っていて経験したトラブルとその対策を紹介します。
※ここに書いてある事項はあくまで私の経験談であり、書かれている対策が必ずしも正しいとは限りません。参考にしての対策は自己責任でお願い致します。

エンジン・電装系

・セルが回らない

真夏の暑い日のこと、ドライブをしていて少し休憩してエンジンを切ったあとすぐにエンジンをかけようとすると「カチン」という音がするだけでセルが回らなくなった。しばらくしてからかけてみると何事もなかったかのようにかかるようになる。原因はマニの真下にセルがあるために熱ダレしてセルが回らなくなるとのこと。マグネットスイッチの間の配線劣化が原因という噂もある。
対策⇒・リダクション式セルに交換
     ・マグネットスイッチの配線を太くすると若干よくなる場合がある。(私はこの方法でOKでした。)


・エンジンがかからない

高速で実家へ帰る途中にエンジンがかからなくなった。原因はバッテリー。AE86のバッテリーはすぐに駄目になることで有名らしい。
対策⇒・早めのバッテリー交換
     ・バッテリーを遮熱すると多少効果があるらしい!?


・エンジンがかからないその2

セルの回りが悪くなった後にエンジンがかからなくなった。原因はバッテリーマイナス端子の接触不良。マイナス端子は抜き差ししているうちに少しづつ減ってきて接触不良を起こしやすくなることがある。
対策⇒・端子が減ってきたら即交換


・エンジンの不調

インマニを大容量のものに交換し、S-AFCにて燃調を調整。IJはAE92後期と同容量のものへ交換した。しかしその後からエンジン不調。アクセルを一気に開けると息継ぎ症状が発生。しかも燃調が濃すぎて上の回転が重い。
対策⇒・AFCで燃調をとるのは困難。ちゃんとしたECUでのセッティングが最良。
     


足回り

・リアからの異音

減速時にブレーキを踏むとゴトゴトと変な音がした。足周りをジャッキアップして調べてみるとなんとアッパーリンクのホーシング側のボルトがなくなっていた。
対策⇒・足回りから異音がしたらとりあえずジャッキアップして確認。
      私の車のようにボルトがなくなっている場合もある!


・ブレーキの片効き

サイドブレーキの効きがあまりにも悪く、片効き状態にまで発展。原因はブレーキキャリパーのシャフトの固着。キャリパーのシャフト部分のグリスはすぐ飛んで固着しやすいとのこと。
対策⇒・キャリパーのシャフトはマメにグリスアップを。
     ・効きが悪くなったらオーバーホールも効果大。


・タイヤの脱輪

ワイドトレッドスペーサーを装着して走行中に60キロでタイヤが脱輪したことがある。原因はワイドトレッドスペーサーのハブボルト強度不足によるボルトの破損。
対策⇒・メーカー不明のワイトレは手を出さないほうが無難。


ボディ・シャーシ

・雨漏り

購入した当初からトランクに雨漏りがあった。原因はリアハッチのウェザストリップの劣化とテールランプガスケットの劣化、そしてボディの劣化による穴あき。放っておくと錆の発生や穴あき拡大など大きな出費へ発展しかねないので早めの対策が必要。
対策⇒・ウェザストリップは各所ヘタっていたら交換。ガスケット類も同様。
     ・ボディの穴あきは見えないところで起きてる場合が多く、そこから雨漏りしている場合があるので要チェック。


・錆

ボディの錆は放っておくと穴あきなどに発展し、大きな出費になりかねない。特にリアフェンダーは錆の温故となりやすく、一度さびると厄介なことに。だからといって削ってパテ盛りすると逆効果。パテの下で錆は進行し、見えないところでフェンダーが腐る。
対策⇒・信頼できるプロの板金屋さんに直してもらうのが無難。
     ・軽症の錆なら自分でも補修可能。


駆動系

・ミッションのギア鳴り

AE86に乗り始めて2年ほどたったころ、2速から3速や1速から2速へ入れるときにミッションから「ガリッ」っというギア鳴きが出るようになった。最初はそれでもギアが入っていたが日が経つごとに悪化していき、やがてはギアが入らなくなる状態まで悪化。こうなってくるとクラッチを切っても切らなくても同じなので、ミッション載せ換えを決意した後はノンクラッチシフトで回転合わせだけでギアを変速していた(^^;AE86のミッションは弱いので荒い運転やスポーツ走行を繰り返しているとすぐにミッションが駄目になる。
ちなみにギア鳴きの原因をシンクロだと思っている人が多いが、実際はシンクロよりもギア本体のシンクロと擦れ合う部分の磨耗が原因の場合が多いとのこと。それを知らずにケチってシンクロだけを交換すると直したはずなのに直っていないといったこともよくあることなので注意が必要。
対策⇒・ギア鳴きがするようになってきたら早めのミッションオーバーホールが必要。
     ・オメガやオベロンなどの高級オイルを入れると多少改善される場合がある。あくまで応急処置。
     ・オーバーホール時にはギア本体も交換した方がより確実。


・デフのゴトゴト音

AE86に乗り出して間もないころ、デフのゴトゴト音が気になったことがある。原因はデフのバックラッシュが大きめになっているため。しかし、実際にはこれで正解で、AE86は社外デフを入れた場合、純正値のバックラッシュでデフを組むとすぐにデフが壊れるとのこと。



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